ミールキット、実は「時給換算」するとお得だった話

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「ミールキットって、自炊よりちょっと割高だよね」

そう感じている方に、一度試してほしい考え方があります。値段だけでなく、「浮いた時間」をお金に換算してみるという視点です。この記事では、ミールキットの価格差を「時給換算」で捉え直してみます。

結論:浮いた時間を時給換算すると、実質的にはお得なケースが多い

先に結論からお伝えすると、買い物・献立決め・調理にかかる時間を時給換算すると、ミールキットの価格上乗せ分は、多くの場合その時間コストを下回ります。詳しい計算を見ていきましょう。

そもそも、自炊にはどれくらい時間がかかっているのか

一人暮らしの自炊にかかる時間に関する調査によると、夕食の調理時間は「10分〜30分未満」が最多で、次いで「30分〜1時間」という人も多いという結果が出ています。ここに、食材の買い物にかかる時間(往復・店内での時間を含め、平均20〜30分程度)も加える必要があります。

つまり、「買い物+調理」で1回あたり30分〜1時間程度かかっているケースが多いと考えられます。さらに、自炊者の8割が「時短を望んでいる」というデータもあり、多くの人が「時間がかかっている」こと自体を負担に感じていることが分かります。

時給換算の計算をしてみる

使う数値

  • 2026年時点の全国平均時給:約1,296円(アルバイト・パート求人の平均時給データより)
  • 自炊にかかる時間(買い物+調理):1回あたり30分と仮定

計算

1,296円 ÷ 60分 × 30分 = 648円

つまり、「買い物+調理」にかかる30分を時給換算すると、約648円分の価値があるという計算になります。

ミールキットとの比較

以前の記事で確認した通り、ミールキットの価格帯はおおよそ450円〜800円、自炊の材料費はそれより数百円安いケースが多いとされています。仮に自炊とミールキットの差額を300円とすると、

時間の価値(648円) > 価格差(300円)

時間コストの方が、価格差を上回っていることが分かります。つまり、「ミールキットは自炊よりお金がかかる」という見方だけでは、実は片手落ちだということです。

この考え方が特に刺さる人

  • 残業などで帰宅時間が読めず、「時間そのもの」が貴重な人
  • 副業・趣味など、浮いた時間を他のことに使いたい人
  • 「節約」より「時間の使い方」を重視したい人

逆に、時間そのものに余裕がある人(在宅時間が長い、料理自体が趣味という人)にとっては、この計算はあまり響かないかもしれません。あくまで「忙しい人にとっての合理性」を示す考え方です。

注意点:時給換算はあくまで目安

この計算には、いくつか注意点があります。

  • 実際に「浮いた時間」で必ずしもアルバイトに近い金額を稼げるとは限らない(あくまで時間の価値の目安)
  • 調理自体を楽しんでいる人にとっては、時間コストという捉え方自体がそぐわない
  • 個人の時給水準(本業の時給換算)によって、結果は大きく変わる

自分の本業の時給換算(月収 ÷ 月間労働時間)で計算し直すと、より納得感のある数字が出せます。時給が高い方であればあるほど、この「時間を買う」という考え方の合理性は増していきます。

まとめ

  • 自炊には「買い物+調理」で1回30分〜1時間程度かかっている
  • この時間を時給換算すると、ミールキットとの価格差を上回るケースが多い
  • 「値段」だけでなく「時間の価値」まで含めて考えると、ミールキットの見え方が変わってくる

節約を「金額」だけで判断せず、自分の時間にどれだけの価値があるかという視点を持ってみると、意外な発見があるかもしれません。


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